会長 山口 宰

1955年11月2日、国際ロータリーの加盟認証を受けた神戸西ロータリークラブは、本年度、創立70周年の節目を迎えます。急激に変化を続ける時代の中、阪神・淡路大震災などの災害や新型コロナウイルスの流行といった様々な困難を乗り越え、歩みを進めてまいりました。
決して大きなクラブではありませんが、これまでに5名のガバナーを輩出し、地域社会の発展や青少年の育成に寄与するとともに、メンバー間の親睦を通じて結束を高め、「神戸西ロータリークラブらしさ」をもって奉仕活動に取り組んできました。今日までバトンをつないでこられたのも、諸先輩方をはじめ、クラブを支えてくださった多くの皆さまのおかげであり、心より感謝申し上げます。
本年度、フランチェスコ・アレッツォ国際ロータリー会長は、“UNITE FOR GOOD(よいことのために手を取りあおう)”という力強いメッセージを世界に向けて発信されました。また、それを受けて、城守ガバナーは、“TAKE ACTION TOGETHER! MAKE INNOVATION!(手に手をつないで革新的な行動をしよう)”という地区方針を掲げられています。
私たちも、「永遠の友情と限りない奉仕の心」を胸に、クラブの歩みを次の時代につないでいくために、本年度は以下の5つの方針に取り組んでまいります。
1、友情と信頼に満ちたクラブ運営
例会・親睦行事・日常の交流を通じて会員同士の絆を深め、「参加することが楽しい」と思えるクラブ風土を育てます。
2、70周年の節目を、心に残る一年に
会員一人ひとりにとって「このクラブにいてよかった」と思えるような、忘れられない一年とするべく、クラブの歩みを振り返りながら、未来への希望を語り合える場をつくります。
3、次世代を見据えたクラブづくり
若手・新会員が活躍できる仕組みを整え、新しい働き方や価値観に応じた柔軟な活動を模索し、継続的な活力を保ちます。
4、地域社会との新たな関係構築
“UNITE FOR GOOD”の理念のもと、神戸のまちとともに歩むクラブとして、地域ニーズを踏まえた実践的な奉仕活動に取り組みます。
5、行動するクラブ、変化を恐れないクラブへ
70年の歩みを礎にしながらも現状に満足することなく、新しいアイデアや取り組みに前向きに挑戦する姿勢を大切にします。変化を恐れず、会員の多様な知恵と経験を活かし、より魅力的で、時代に即したクラブづくりを目指します。
神戸西ロータリークラブを、新たな時代にも選ばれ続ける、魅力あるクラブとして発展させていくために、皆さまのご支援、ご協力をお願い申し上げます。